言わずと知れた、トレーニング指導における最重要といっても過言では無い普遍的な原理・原則です。ただ「原理・原則」に関しては、区別されていないことも少なく無く、そういう私も勉強したての頃は、特に同じ言葉として扱っていました(NSCA ジャパンではすべて原則として扱っています)。ここで、まず原理、原則、および法則の意味を整理しておきましょう。
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原理・原則・法則
広辞苑によると、
- 原理(principle):もののよって立つ根本法則。認識または行為の根本法則。
- 原則(general rule):他の諸命題が導き出される基本の命題。
- 法則(rule or law *自然科学上の法則は law):必ず守らなければならない規範、掟。いつでも、またどこででも一定の条件のもとに成立するところの普遍的、必然的関係。
とあります。原則に関しては、「原理とほぼ同義に用いられるが、原理はむしろ存在の根拠を意味する」と書かれています。
トレーニングの原理・原則の定義
谷本道哉先生は、著書の中でトレーニングの原理・原則を以下のように定義付けています。
- トレーニングの原理は「トレーニングに対する効果はどのように起こるかという、身体適応の基本的な仕組み」
- トレーニングの原則は「トレーニングの原理に基づく、効果的なトレーニング方法を構築するための基本ルール」
トレーニングの 3 原理
- 特異性の原理
- 過負荷の原理
- 可逆性の原理
トレーニングの 5 原則
- 漸進性の原則
- 意識性の原則
- 個別性の原則
- 全身性の原則
- 継続性の原則
として考えていきたいと思います。以降、各原理・原則を掘り下げていきたいと思います。
リンク
・広辞苑(第 4 版)
・コーチングクリニック 2012 年 3 月号 P54,55(谷本道哉)
・NSCA 決定版ストレングストレーニング&コンディショニング (第 3 版)
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