解剖生理学・運動学

【生理学】血液成分に関する基礎知識

2022年4月30日

タイトル通り、血液に関するまとめです。

血液の量は、体重の7~8%に当たり、4~6リットル程度と捉えていいと思います。

この半分の量(2~3リットル)が出血した場合(これを大出血という)、生命の危機に陥ります。

血液の役割

血液の役割は大きく4つあります。

  1. 物質輸送
  2. 体温調節
  3. 免疫機能
  4. PHの調節

pHに関する基礎知識はこちらを参照してください。

物質運搬は、酸素(赤血球)、二酸化炭素、栄養素、老廃物などの輸送です。

体温調節は、運搬機能の一種かもしれません。骨格筋で産生された熱が体温となり、血管を拡張させて熱を下げることもできます。

免疫機能は、白血球の役割なので別途まとめます。

血液成分

血液は、血球成分と血漿に分けられます。

血球成分は、全体の約45%程度で、以下の3つの(血液)細胞(これらは別途まとめます)です。

  • 赤血球
  • 白血球
  • 血小板

血漿は、全体の約55%で、その大半は水分ですが、ミネラルや有機物(三大栄養素等)も含みます。以下に、それらをまとめます。

  1. 血球成分(40~45%)
    • 赤血球(血球成分の99%)
    • 白血球(血球成分の1%未満)
    • 血小板(血球成分の1%未満)
  2. 血漿(55~60%)
    1. ミネラル(ナトリウム、カルシウム等)
    2. 有機化合物
      • 糖質(ブドウ糖)
      • 脂肪
      • タンパク質
        • アルブミン
        • グロブリン
        • フェブリノーゲン
    3. ホルモン
    4. 老廃物(代謝産物)

フィブリノーゲンは、造血因子で凝固作用を持ちます。そのため放置すると血球成分と共に下部に溜まります(これを血餅といいます)。

血液成分の見方

血液成分の見方は、2種類あります(成分自体に差は無い)。

  1. 抗凝固剤を加えて遠心分離する方法
  2. 抗凝固剤を加えずに放置する方法

抗凝固剤を加えて遠心分離する方法

上記にまとめたもので、

血漿(上部・55%程度)と血球成分(下部・45%程度)に分離されます。

抗凝固剤を加えずに放置する方法

血清(上部)と血餅(下部)に分離されます。

血清とは、血漿からフィブリノーゲンを除いたもので、

血餅とは、血球成分にフィブリノーゲンを加えたものです。

まとめると、

  • 血清⇒血漿-フィブリノーゲン
  • 血餅⇒血球成分+フィブリノーゲン

引用・参考
・生理学の基本@中島雅美(監修)
・生理学の基本がわかる事典@石川隆(監修)

・解剖生理学@志村、岡、山田(羊土社)

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