トレーニングマガジンVol62でFFMとFFMIのコラムがあり面白かったので、まとめてみた。
BMI(Body Mass Index)~体格指数
その前にBMI(Body Mass Index)の再確認から。BMIは体格指数と訳され、体重(kg)÷身長²(m²)で求められる。評価は以下の通り
BMI | 分類 |
~18.5 | 標準体重以下 |
18.5~24.9 | 標準体重 |
25~29.9 | 過体重(肥満度Ⅰ) |
30~34.9 | 肥満Ⅰ(Ⅱ) |
35~39.9 | 肥満Ⅱ(Ⅲ) |
40~ | 肥満Ⅲ(Ⅳ 極度の肥満) |
出典:ACSM・NSCA(カッコ内は厚労省の判定。厚労省では、過体重または体重過多の評価はせず、 25以上は肥満の判定となる)。
BMIは身長と体重だけで評価するので、筋肉量の多いアスリートやトレーニーの場合、肥満と評価されることが多い。私の場合は、身長175cm, 体重80kgなので、BMIは26.1となり、過体重または肥満度Ⅰとなる(^^ゞ
FFMI(Fat Free Mass Indez)~除脂肪量指数
筋肉量の多い方には、むしろFFMIのほうが実用的かもしれない。FFMIは(Fat Free Mass Index)の略で除脂肪量指数のこと。筋肉量の発達を評価し、除脂肪量(kg)÷身長²(m²)で求められる。
FFM(除脂肪量)は当然、(体重-体脂肪量)で求めら、同義語にLBM(Lean Body Mass, 除脂肪体重)がある。FFMとLBMの違いは、essencial fat(骨髄脂肪と細胞膜)を含むか含まないか、含むのがLBMである。計算はFFMと同じで良い。
除脂肪量は脂肪を除いた量なので、筋肉、骨、内臓の量となるが、成人の場合、骨や内臓はほとんど変化しないので、除脂肪量の変化はほぼ筋肉量の変化と捉えてよい。
基準はBMIほど明確では無い(大枠では一致するレベル)。以下に二つほど例を示す。
FFMI | 分類・判定 |
~18 | 平均以下 |
18~19.5 | 平均 |
19.5~21 | 平均より多い |
21~22.5 | とても多い |
22.5~26 | アスリート並 |
26~28 | ドーピング疑惑 |
28~ | ドーピング確実 |
出典:https://nori-life.com/tdee-ffmi-bmi/
FFMI | 分類・判定 |
~20 | 一般レベル |
20~22 | 中級トレーニー |
22~ | 上級トレーニー |
25~26 | ナチュナルの限界値 |
26~ | ドラッグ使用の可能性 |
引用:トレーニングマガジンVol62「筋肉談義」P78
ちなみに私のFFMIは、体脂肪率18%とすると、除脂肪量(体重)は65.6kg、FFMIは21.4となり、それなりに筋肉量は多いようである。FFMIはマッチョ指数とも言われる。
引用・参考
トレーニングマガジンVol62「筋肉談義」
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