【機能解剖学の基礎】関節の構造・構成と役割

解剖学・生理学・運動学

機能解剖学の基礎の3回目、今回はレジメの5, 関節構造についての話です。

第1回目機能解剖学レジメ

  1. (機能)解剖学および(運動)生理学の定義
  2. 解剖学的立位姿勢
  3. 方向を表す用語
  4. 三面三軸
  5. 関節の構成と役割
  6. 関節運動
  7. 筋肉に関する用語
  8. 筋収縮様式

関節は、

  • 不動関節
  • 半関節
  • 可動関節

に分類されますが、我々が通常、考える関節は可動関節です。*不動関節および半関節に関しては折を見て!

可動関節の構成とその役割

関節は、骨と骨を連結している部分で、以下の組織で構成されます(可動関節、靭帯結合の場合)。

  • 関節軟骨
  • 関節包
  • 靭帯

出典:慶應義塾大学病院医療・健康サイト(KOMPAS)

厳密に言うと、この4つになると思いますが、「筋肉と腱」は加えてもいいのではないでしょうか。

関節軟骨は、骨の先端(関節面)に覆われていて、骨と骨の衝突を緩和してくれるクッションの役割をするものです。関節軟骨が消耗し失われると、骨同士がぶつかるので痛みを生じます。これが変形性関節症です。

関節包の内部には滑膜があり、その滑膜から分泌される滑膜液も関節を保護する役割をもっています。滑膜液が何らかの理由で外に漏れた状態が「関節に水が溜まる」ということです。

靭帯は、骨と骨を繋ぐバンドで、関節の安定性をもたらす組織です。靭帯で繋がっている関節を「解剖学的関節」と言い(通常、関節と言われるもの)、静的支持帯と捉えられます。靭帯損傷が捻挫で、血液供給が乏しいので、損傷すると治癒は難しい(関節不安定性が残る)。

筋肉は、厳密には関節ではないが、靭帯の外から関節を安定させる動的支持帯としての役割も持っています。

は、筋肉から変性して骨に付着します。材質は靭帯と似ていて主成分はコラーゲン。筋腱の傷害が挫傷です。

靭帯は「骨と骨」腱は「骨と筋肉」と押さえておきましょう。

用語のまとめ

関節Joint
Bone
関節軟骨Joint cartilage
関節包Joint capsule
靭帯Ligament
筋肉Muscle
Tendon

本来、筋肉や腱は関節では無いですが、関連性から同列としました。各イニシャルは略語として使用できます(重要、ただし、メモやノートの非公式なものに限る)。

参考・引用
・身体運動の機能解剖改訂版@Thomson/Floyd
・骨と関節のしくみ・はたらきパーフェクト事典@岡田隆
・筋肉のしくみ・はたらきパーフェクト事典@荒川裕志
・骨単・肉単@原島広至, 河合良訓(監修)

より詳しく知りたい方は、フィジックスコンディショニングジムのセミナーおよびオンラインセミナーをご検討ください。

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