先日、ウエイトリフティングプラットフォームの強化と防振(こちらがメイン)目的でジムの工事を行いました。その過程を記事にまとめました。中々安価で出来たので、ジム開設時の際には、少しは参考になると思います。
ウエイトリフティングプラットフォームの問題点
元々ウェイトリフティング用のプラットフォーム(Tuff Staff製)は設置していたので、強度に関しては問題無いのですが、プラットフォームといえど、振動および落下時の音を完全に防ぐことはできません。
最初、某防振緩衝材の会社と話を進めていましたが、調査のみで40万円の見積もり、さらに調査次第では適応しないかもしれないと言われたので断念し、知り合いの施工業者に相談し、プラットフォームを埋め込むことにしました。
防振工事~工程とプラットフォーム強化のヒント
写真左は、施工前で床にPVCマットを敷き、その上にプラットフォームを置いただけの状態です(繰り返しになりますが、強度に関してはこれで問題ありません)。
今回の工事では、プラットフォーム下を40~50cmほど掘り、5層構造にしました。
- 1層:断熱材
- 2層:コンクリート(20cmほど。断熱材を入れないとコンクリートの重さで地盤沈下が起こるとのこと)
- 3層:SPOLTECでも展示された緩衝材ジムボード
- 4層:プラットフォーム
- 5層:プラットフォームのラバー部上にホームセンターで購入した防振防音ゴム。
写真だと施工前後の違いはわかりませんね(段差は無くなりました)。
かなり強化され、振動はほぼ抑えられていますが、落とした際の音は、防音ガラスの周波数よりも高音のようで100%は抑えるまでには至りませんでした。
しかし、昼間であれば問題無いレベルだと思います。夜間もある程度コントロールすれば大丈夫かなと踏んでいます。その検証はまた後日(工事から早6年ですが、クレームはゼロです)!
費用は?
ジムボード:1枚(90cm x 180cm x 10cm)15,000円(3枚使用)、計45,000円(若干、値上がりしていると思います)。
施工料金:15万円
予定よりもかなり安価で仕上がりした。
その他
弊社ジムは、マイクロジムのフリーウエイト施設としては、優れているほうだと思いますが、高重量を毎回、頭上から落とせるほどまでには至りません(強度ではなく、振動および騒音の問題)。
ウエイトリフティングジムやクロスフィットジム、最近では徐々にはありますが、マイクロジムでも完全に落とせる施設も増えてきています。費用や構造の秘訣を知りたいものです。
クッション性が高いため、やや力が入りずらいデメリットは有りますが、(市販の)ダンベルマットは、防振・防音では最強かもしれません!
弊社も導入しています。