判定勝利について

土曜日に行われた村田諒太選手の世界ミドル級タイトルマッチの判定に物議を醸しているが、今一度、プロボクシングの判定基準について考えてみたい。
プロボクシングの試合には、3人のジャッジがいて各ラウンドの優劣を採点する。基本的には、レフェリーは採点には参加しない。

採点方法は、10点満点の減点方式で、
互角の場合は10対10(最近の主流はラウンドマスト方式なのでほとんどない)、一方が勝る場合は10対9、1度のダウンやそれに近い状態のときは10対8、2度のダウンやKO寸前の場合は10対7とする。WBAやJBCは3ノックダウン制なので、3回目のダウンで自動的にTKOとなるが、WBC, IBF, WBOはフリーノックダウン制を採用しているため、2回以上のダウンは10対7となる)。

採点基準は
1. クリーンヒット(有効打によるダメージ)
2. 手数(アグレッシブさ)
3. ディフェンス
4. リング・ジェネラルシップ(戦術。主導権を握ったかどうか)

の4つ。1と2が大きく採点に響く(日本は特に)。3のディフェンスはオフェンスの中でのディフェンスなので、ディフェンスオンリーで攻撃の意思がない場合はポイントにはならない。
採点は3人のジャッジがそれぞれラウンドごとに行い、2人以上のジャッジが支持した選手を勝者とする。ジャッジが3人とも一方の選手を支持した場合をユナニマス・デシジョン(Unanimous Decision, UD 3-0)、2人が支持し、もう1人が引き分けであった場合をマジョリティ・デシジョン(Majority Decision, MD 2-0)、1人のジャッジがもう一方の選手を支持した場合をスプリット・デシジョン(Split Decision, SD 2-1)と呼ぶ。三者三様の採点もしくは一人のジャッジのみが支持し、他の2人はイーブンとした場合(1-0)は、ドローとなる。

プロボクシングの採点はジャッジの主観であり、最近の国内の採点はスプリットになることが多い。採点基準の統一が欲しいところである。現状では、ジャッジにより採点基準がかなり違うため、戦術をきめづらいというデメリットがある。せめて事前に試合のジャッジは知られてほしいものである(世界では告知があると思うが、国内は??)。

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