パワーリフター御用達のベルト。10mmと13mmがあり、表面はスウェードでスタイリッシュ。付けているだけで強そうに見えます(^^♪
ウエイトベルトの役割
実際、腹圧が必然的に上がり、ホールド力・サポート力は非常に強力です。Low Bar SQ主体のパワーリフターには、挙上重量を数パーセント上げる効果があると思われます。当然、ベルトの本来の目的である脊柱の保護に関しては、かなりの効果を出しているでしょう。
デッドリフトの高重量時でも腰痛の後湾を最小限にしてくれるので、腰痛はほとんど出ません(張りは残る)。
着脱も簡単で、試技後にパチンと取る姿もなかなかかっこよいものです。ただし、レバーアクション自体の取り外しは面倒でマイナスドライバーが必要となります。穴間は約15mm。
レバーアクションベルトの2つのデメリット
ここでは、3つのデメリットを説明します。
- キツ過ぎるとマイナス面が多い
- 肋骨を痛める可能性がある
- 体幹の筋力が低下する
キツ過ぎると起こる呼吸でのマイナス面
確かに強力で、通常のベルトに比べ、フィット感は申し分は無しです。しかし、キツすぎると、レバーが下がらなかったり、セットできても呼吸がままならなくなることがあります。スクワット直前に大きく吸気をする人多いと思いますが(私もその一人)、十分に吸気ができず、braicingができなく出力も落ちてしまうかもしれません(私はそのタイプ)。
私の場合は、減量前は試合時よりも一穴緩い状態になります。
肋骨の傷害について
もう一つのデメリットは、肋骨を痛める可能性があることです。
SQで潰れた場合、ベルトの上部と肋骨が当たるので、その勢いで骨折やひびが入ることもあるようです。私自身はここまでの経験はありませんが、胸、肺の圧迫感は感じたことがあります。
このようなことから、より動きの大きいウエイトリフティングにおいてはこのベルトはベストとはいいがたいです。ホールド面は申し分無いわけですが、脊柱の保護以外の傷害の面ではリスクがあるかもしれないですね。
体幹(腹筋群・背筋群)の筋力低下が起こる可能性がある
普段から使用すると、体幹の筋力は落ちてしまうので、メインのしかも高重量時のセットに使用するべきでしょう。これは、レバーアクションベルトに限らず、ウエイトベルトのデメリットとなります。
私はSQとDLの3RM以下(93%1RM以上)で使用することが多いですね。またSQのほんとの本気の8RMでも使用します(^^ゞ 通常はSQの8~10RM(repsのトレーニング)はきつすぎるので少々甘めで、2か月に1回程度でリアルな8RMに臨みます(この程度だから、弱いのです(T_T))。
価格
私が購入したときは、¥19,000くらいだったですが、輸入品なので為替の影響を受け、¥20,000前後で変動するようです。