去る9/22、川崎新田ボクシングジムの自主興行「ホープフルファイト26」が後楽園ホールにて開催されました。当初のメインイベントは、日本ミドル級タイトルマッチで西田光選手の2度目の防衛戦でしたが、対戦相手の急病のため、急遽タイ人とのノンタイトル戦に変更されました。
メインエベントは消化試合?
相手のタイ人は、試合を受けてくれたのはありがたいが、さすがに仕上がっていなく、勝負にならないのは明白(写真参照)。本気で戦えば、30秒で倒せたと思うが、ファンサービスと確認作業をこなし、早すぎても遅すぎても良くないということで予定通り4Rで決着。次戦は3月辺りに予定されています。
アンダーカードは?
メインの結果は戦前に100%決まっていたので、興業の成功のカギはアンダーカードが握ります。
セミファイナル
セミファイナルは日本タイトル経験者でランカーの古橋選手、相手はサウスポーながらノーランカーなので内容が問われる試合です。さすがに格の違いを見せ、相手に何もさせず、無難に判定勝ちを収めました。
その他の試合
以下、6回戦の桜井選手、2分けの上村選手、デビュー2戦目の斉藤選手は、デビュー戦の安部選手と稲森選手の計7試合。
- 先陣の安部選手は、見た目からは想像ができないほど、好戦的に戦ったが、まだフィジカル不足の面もあり、健闘したが、惜しくも判定負け。4Rフルラウンド戦った経験はプラスとなります。
- 稲森選手も、先制のジャブで好機をつかむも、2Rにスキを突かれ、無念のTKO負け。
- 斎藤選手も激しい打ち合いの中、呼吸を吐いた瞬間にボディを撃たれ、予想外の10カウント
- 続く上村選手と桜井選手も連続TKO負けとまさかの5連敗(4KO負)。
プロボクシングはある意味4回戦が最も難しいです。4回戦の勝負は水物で、アマチュアの経験が無い場合は、勝ったり負けたりしてキャリアを積み地力をつけていきます。実際、約7割の選手がこの壁を破れませんが、「負けに負けない」強い選手に育ってもらいたいものです。