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【コンディショニング】熱中症の4つのタイプとその定義のまとめ

2021年6月14日

身体が暑さに慣れていない5月あたりから出始める熱中症。梅雨明け後の夏本番になる前に熱中症について数回に分けて確認しておきましょう。第1回目は分類とその定義・内容です。

熱中症(Heat Illiness/disorder等)は、暑熱障害の総称で、以下の4つに分類します。

熱中症の分類

熱失神Heat Syncope
熱痙攣Heat Cramps
熱疲労Heat Exhaustion
熱射病Heat Stroke

英名は、ほぼ直訳。Strokeの直訳は脳卒中となるが、症状の深刻さが伺えます。表では下に行くほど重症であり、熱射病は死につながる可能性があります。

各熱中症の定義・特徴・症状等

上記4つの熱中症の特徴をまとめます。

熱失神または熱虚脱症

一時的な循環機能の低下で、目眩いやボッーする、クラっとする類もので最も軽症の熱中症です。いちシーズンでほとんどの方が経験する熱中症と捉えてよいと思います。大抵、涼しい場所で水分補給をすれば回復します。軽症です。

熱痙攣

水分のみを大量摂取してミネラル濃度の低下(特にナトリウム)により起こるのが、筋痙攣です。低ナトリウム血症水中毒症とも言います。単独で起こることは少なく、以下の熱疲労や熱射病に伴います。私も年に1~2度、この症状が出て、腹筋が攣ることが多いです。伸ばしても伸ばしきれず、しばらくは激痛です。10年位前ですが、運転中に出た時は難儀しました。停止して回復を待ちましたね(+_+)

熱疲労または熱疲憊

いわゆる脱水症状で、大量の発汗に水分摂取が追い付かないときに起こります。一般的に熱中症は、この熱疲労と以下の熱射病と考えられます。中程度の熱中症です。死に直結するレベルでは無いですが、処置を間違えると熱射病に進む可能性があります。

熱射病または日射病

暑さにより、体温調整機能(自律神経)が破綻・失調することです。脳障害にあたるので、ここからstrokeという名前が用いられていると思います。

発汗ができなくなり、体温が非常に上がります。生命の危機に接する緊急事態で、即Call 119 !! です。重症で重体になる可能性があります。

20年ほど前に、国際救急協会のエマージェンシーケアというセミナーを受講した際には、熱射病と日射病の違いは熱源の違いと教わりました(熱射病:人工高熱, 日射病:太陽)が、現在は特に厳密には分類しなくてもいいのかなとも思います(セミナー内容は最高レベルに良かったです)。ちなみに日射病はSun strokeです。

参考
・トレーナーズバイブル@Arnheim
・スポーツ栄養学@鈴木志保子
・国際救急救命協会emargency care資料
・日本スポーツ協会HP

 

熱中症の症状と処置に関する記事はこちらを参照してください。

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