エクササイズ名は、英語が多く意味が分かりづらいし、覚えにくいとよく聞きますが、ある程度パターンがあるので、丸暗記というよりもポイントを押さえておくと、覚えやすいと思います。とはいえ、この時世、英語は嫌い、苦手とは言っていれず、最低限は覚える努力は必要でしょう。
Speaking, Listening, Reading, Writing すべてができれば申し分無いですが、単語だけでも覚えておけば(これも丸暗記ではなく、接頭語や接尾語を理解することで、応用が利くようになります)、英語論文も少しは読めるのではないかと思います。
エクササイズ名の基本パターン
エクササイズ名の基本は、部位(関節名や筋肉名が多い) +運動パターンで構成されることが多いので、下記の運動パターンを押さえておけばそれなりに推測は付くと思います。
運動パターン
運動パターン | 英名 | 意味 |
プレス | press | 押す(バーベルやダンベル) |
プッシュ | push | 押す(自身の身体) |
プル | pull | 引く(上→下) |
ロウ | row | 引く(前→後) |
レイズ | raise | 挙げる・上げる |
フライ | fly | (半)円運動 |
エクステンション | extension | 伸展運動 |
カール | cual | 巻く→屈曲運動 |
プルオーバー | pull over | 肩伸展運動 |
スクワット | squat | しゃがむ |
簡単な例としては、Leg Extension, 大腿四頭筋の代表的なエクササイズで直訳すれば、脚の伸展運動、Knee extension(膝伸展)の方がよりダイレクトですかね。
通常、何も表記がない時は、バーベル、両側(double)、立位(standing)、直線運動を表すことが多いと思われます。
Pulloverは「頭から被るタイプの衣服」のことで、そこから肩伸展運動に、Squatは「しゃがむ」とか「うずくまる」という意味があるので、そこから股・膝関節屈伸運動に転じたと考えられます。pulloverやsquatはその動作そのものと捉えていいと思います。
片側性(single, one hand/arm, one leg等)やその他の姿位(座位や臥位)、捻り等特殊パターンの場合は、それぞれ表記することになります。
特殊パターン
対角 | diagonal |
捻る | twisting |
交互 | alternate |
姿位・ポジション
立位 | standing |
座位 | seated |
臥位 | lying |
伏臥位 | prone |
背臥位 | supine |
数字と方向
bi- (bicepsは二頭筋) | 2 |
tri- (tricepsは三頭筋) | 3 |
quadri- (quadricepsは四頭筋) | 4 |
up | 上 |
down | 下 |
今回、挙げた点を押さえるだけもかなり覚えられると思います。
参考:身体運動の機能解剖@Flyde