本日、指導中(トレーニング中では無く、練習・スパーリング中)に亜脱臼が出たので、その備忘録。
脱臼と亜脱臼
脱臼とは、「外力により関節が正常位置から逸脱した状態のこと」です。
一方、亜脱臼は、
- 外力により関節が正常位置から一旦逸脱するが、元の状態に戻ること
- 部分脱臼
と定義することができます。
通常、捻挫や挫傷を併発します。今回は1と2の2つが重なった状態でした。
ボクシングとアメフト
初めての部分脱臼(前方と思われる)だったので、入るかどうかわからなかったが、内転・内旋位で運よくすぐに整復しました。
軽量級のボクサーで筋量が少なく、筋委縮が無かったのが幸いしたのでしょうか?
以前、アメフト選手の前方脱臼で、再発だったにもかかわらず、筋量が多くて中々整復できなかった事例を見たことがあります。整形外科で色々試しましたが、整復できず、結局、麻酔を打ち筋弛緩させて整復したとのこと。2時間かかったと記憶しています。激痛だったらしい。。。
その他
痛みもさほどなく、重傷ではないと思われます。念のため、初回であるため、整形外科での診断を推奨しました。応急処置は三角巾固定とRICE。明日一番で整形外科に行ってくれるとのこと。
柔道整復学(理論編)によると、1週間の冷湿布。その後、温熱・手技療法、手指・肘関節の自動運動からCodman等肩関節自動運動とあり、全治2か月とのこと(脱臼の場合)。
リンク
参考:
・トレーナーズバイブル@アーンハイム
・柔道整復学(理論編)