衝撃を受け、最も影響受けた一冊!ファンクショナルなる言葉に惑わされそうな時期だったので、この本と著者のセミナーから得た恩恵は計り知れません!アスレート指導、必読の名著。「使える筋肉 使えない筋肉(理論編)」 谷本道哉著 山海堂(2005)
概要
序章「使えない筋肉・見せかけの筋肉ってなんだろう」:本書の構成と読み方について。
第1章「ウエイトトレーニングが使えない筋肉をつくるメカニズム」⇒ウエイトトレーニングの目的・効果と競技動作の違いについて。筋肥大および筋力向上≠競技パフォーマンスの向上。SSCのメカニズムを詳しく説明しています。
第2章「使える強い筋肉を手に入れるには」⇒ウエイトトレーニング(ベースアップ)とスキルトレーニング(チューンナップ)の組み合わせについて。SSCの分類と方法論。プライオメトリクス、クイックリフト等。
第3章「競技ごとに異なる理想の体型」タイトルそのまま、理想の体型を考察しています。
第4章「身体動作の基礎的なしくみを理解する」生理学および力学の基礎を有名漫画等を題材にし、わかりやすく説明しています。
第5章「ウエイトトレーニングによる筋肥大のメカニズム」機械的ストレスと化学的ストレス。典型的な筋肥大トレーニング他、加圧やスロートレーニングについて述べています。
その他
山海堂は無くなってしまいましたが、ベースボールマガジンから再発刊されています。著者の本はその他も含めて非常にわかりやすくかつ専門的に書かれているので、トレーナーさんは数冊読むことをお薦めします。
個人的にはトレーニングマガジンに連載中のコラム「健康にEnjoy筋トレライフ」を再編集して発刊されることを密かに望んでいます^_^