大恩ある著者の隠れた名作。
「自分でつくる筋力トレーニングプログラム」 有賀誠司著 山海堂(2004)
数少ないプログラムデザインに特化した優良書。アスレート編(写真右)の方が詳しくてオススメです。
概要
プロローグ「トレーニングプログラムはこうして作られる」:以下の本章のまとめから入ります。実際のプログラム作成の概論がわかります。
第1章「プログラム作成にあたって」⇒ウエイトトレーニングの目的と効果について。トレーニングに関する基礎知識です。
第2章「筋力トレーニングの流れ」⇒実際の社会でも役に立つ「PDCAサイクル」とニーズ分析について。
第3章「プログラム作成のための基礎知識」⇒この本の肝となる章。プログラムデザインの基礎がすべて解説されています。超お薦めの章!
第4章「スポーツ選手の年齢に応じたプログラム例」小中高校生別プログラムデザインの考え方について。
第5章「スポーツ動作と競技に応じた専門的エクササイズ」パワー期を中心とした専門期のプログラムデザインについて。最近流行り?のファンクショナルトレーニングが含まれるのかもしれない。
第6章「ケース別プログラム作成アドバイス」質疑応答、Q&A的な内容です。
第7章「エクササイズリスト」付録的な感じです。エクササイズに関しては、他書を参考にしたほうが良いでしょう。
その他
読みすぎてボロボロ。アスリート編があれば、フィットネス編は必要無いかもしれません。被るところも多く、アスリート編のほうが詳しいです。フィットネス編は機会があれば。
惜しむらくは絶版で、アマゾン等で中古でしか手に入りません。個人的にはベストの分類だが、マイナーなので安いです。出ているときは買い時ですよ!