6月7日(火)後楽園ホールにて、川崎新田ボクシングジムの自主興行Hopeful Fight Vo22が開催されました。セミファイナルは3/6に大方の予想を覆す勝利を収めたSフェザー級タイトルホルダー三好喜美佳選手。満を持しての3階級制覇に挑みます。
試合展開と結果
タイトル初挑戦であり、過去2戦三好選手に苦杯は喫しているカイの気迫は凄まじく、前半はほぼ互角、後半の5,6Rはカイ選手のラウンドだったので、7Rのダウンが無ければ、勝敗はひっくり返っていたかもしれません。
前回とは逆に体格や馬力で勝っていたので、少々強引だったかもしれません。上体の振りが甘く、打ち終わりに被弾が多かった気がします。これが苦戦の理由でしょう。とはいえ、肉弾戦のボディが功を奏し、後半カイ選手の動きを止めたようです。76-75, 77-74, 77-74の文句なしの判定勝ちです。
国内女子パウンド・フォー・パウンド
前回のSフェザー級タイトルマッチよりはパフォーマンスは悪かったが、地力に勝り、女子初となる東洋太平洋タイトル3階級制覇を成し遂げました。ただ。世界には既に3階級制覇している選手がいるので、少々色あせてしまうようです(^^;)
三好選手は、基本技術やフィジカルの高さはもとより、ボクシングにかけるマインドが素晴らしく、すべてのボクサーひいてはアスリートの模範になりえる選手です。まだ世界は取っていないが、元経験者の私から見ても国内女子パウンド・フォー・パウンドといっても過言ではない選手です!