前回のシューズに続き、コンプレッションタイツについてです。コンプレッションタイツは、シューズのように絶対に必要なものではありませんが、市民ランナーの大きな味方になる強力なツールです(トップアスリートの公認レースでは不可だと思いますが)。マラソン等長距離ランニングに不可欠なコンプレッションタイツに関する基礎知識をまとめましょう。
- 目的と効果
- 寿命
コンプレッションタイツの目的・効果
コンプレッションタイツには、大きく分けて2つの目的があります。
- 関節サポート
- 筋肉サポート
- その他のサポート
関節保護サポート
第1に目的・効果は、関節(特に腰椎・骨盤と膝)を安定させることによる腰痛や膝痛防止です。この関節保護のニーズが最も高いのではないでしょうか。
手前味噌になりますが、私は通常の人(またはランナー)よりも筋力が高いので、筋力で関節を保護する能力を持っています。よってこの目的には必要ない(または効果が少ない)ものとなります。
筋肉サポート(疲労軽減および回復)
もう一つの重要な目的・効果は、身体(筋肉)に適度な圧力をかけることによる
- 循環機能を促進させること(ミルキングアクションの補強)
- 筋肉の振動を抑えること
これらの作用で、疲労軽減や疲労回復を促すことができます。
私は、体重80kg超級で筋量が多いため、筋肉にかかる負担は大きくなります。私がコンプレッションタイツを使用する目的はこちらです。
その他のサポート
速乾性、吸水性、保温性は当然あり、ハイグレードのものには防紫外線効果があるものが多いようです。その他、細かい違いはメーカー・ブランドによりけりですね。
コンプレッションタイツの寿命
タイツの寿命は、もちろん使用頻度にもよるが、3年程度が通説となっています。頻度が少なくても素材の劣化はあるので、基本的には3年前後で変えるのがいいと思います。
私自身は、計5着所有しています。
- ミズノバイオギア8000Ⅱ(ロング):レース用
- ミズノバイオギア8000(セミロング):売却予定
- ミズノバイオギア5000(ロング):10km以下のレースおよびガチ練習用(ハーフ相当)
- アンダーアーマー種類不明(シークレットセールで2着購入、記憶によると販売しているものの中ではコンプレッションは強いタイプだが、バイオギアには程遠い)
ジョグレベルのトレーニング日には、ユニクロのヒートテックも使用しますが、これは保温効果のみで、サポート機能はほぼ無いと考えていいでしょう。
参考:ミズノバイオギアHP