【栄養学】不飽和脂肪酸の種類(n-3,n-6,n-9系とΩ3,Ω6,Ω9系)

不飽和脂肪酸は、

  • 一価不飽和脂肪酸
  • 多価不飽和脂肪酸

に分類され、これは二重結合の数が1つか2つ以上で分けられると前に記しました。また、表題のn-3,6,9やΩ3,6,9系不飽和脂肪酸はその二重結合の場所を表すとも同記事に書きました。

参考:不飽和脂肪酸の名前の意味

今回は、この二重結合の場所については、二通りの考えがあるので整理したいと思います。

不飽和脂肪酸の数字の決め方とn系とΩ・ω系の使い分け

不飽和脂肪酸の数字(3, 6, 9)の数え方には以下の2種類の方法があります。

  • メチル基(CH3-)から数える方法
  • カルボキシル基(-COOH)から数える方法

メチル基(CH3-)から数える方法

メチル基(CH3-)の炭素を一番目と捉え、何番目の炭素(の後)に最初の二重結合があるかという考え。最初の炭素(メチル基の)をn-1としています。読み方は「エヌマイナスイチ」が正しいが「エヌイチ」でも良く、こちらの方が一般的に知られています。nは炭素の数(number)です。

カルボキシル基(-COOH)から数える方法

カルボキシル基(-COOH)の炭素を一番目と捉え、最後の二重結合が後ろ(メチル基:CH3-)から何番目にあるかという考え。結局は同じ事になります。

Ω(オメガ)は、ギリシャ文字の最後文字で末端を意味します。メチル基(CH3-)は、カルボキシル基(-COOH)から数えると末端の炭素になるのでΩ(オメガ)末端とし、Ω3,Ω6,Ω9系と呼びます。読み方はそのまま、オメガ3,6,9系です。

メチル基からの最初の二重結合の位置の数を引くと、カルボキシル基から数えた場合の最後の二重結合の位置と一致します。

EPAはn-3系の不飽和脂肪酸ですが、炭素数は20でメチル基から最初の二重結合は3番目の炭素の後ろにあり、その3を引くと17になります。カルボキシル基から数えると17番目の前に二重結合があるということになります。ややこしいですね。

参考・引用
栄養科学イラストレイデットシリーズ
・生化学(改訂第2版)@薗田勝
・基礎栄養学@田地陽一
・スポーツ栄養学@寺田新
・アスリートの栄養学(上)@山本義徳

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