【スポーツ傷害】脳震盪の程度をチェックする4種類の瞳孔の大きさの変化

瞳孔は、光量によって大きさが変化する。通常、開いているときは直径2~4mm程度で、5mm以上を「散瞳」、2mm未満を「縮瞳」と言う。光を当てると、瞳孔は1mm程度に閉じる。瞳孔の周りは、虹彩と言い(日本人は黒・茶色が多い)、約直径10mm程度である。

瞳孔から見る脳損傷の程度

瞳孔の大きさの変化で脳損傷の程度を知ることができる。

出典:st-media(https://www.st-medica.com/2013/05/oculomotor-nerve-disorder.html)

散大(開いたまま)

光を当てても反応せず、瞳孔が開いたままの状態で、広範囲の脳損傷ひいては脳機能の停止を意味する。心停止や呼吸停止の際に医者が最後に散大を確認して死亡が確認されることになる(死の三徴候)。

縮小(閉じたまま)

瞳孔が常に閉じている状態で、これも広範囲の脳損傷の徴候を表す。薬物中毒の可能性が高い。

(左右)不同

光を当てて、一方が開いたまま(反応無し)、もう一方が閉じる状態で、開いた側の一部脳損傷(5%以下)の可能性が高い。損傷部位によって、障害の種類も変わる。例えば、言語障害であれば前頭葉、視覚障害なら後頭葉、聴覚障害なら側頭葉等。体位は、開いた側の脳を上にした側臥位を取る(脳圧迫を少なくするため)。

共同偏視

両目(瞳孔)が同じ方向に偏った状態(一方を睨んだよう見える)。通常、偏った側の脳損傷と評価するが、小脳出血の場合は、健側に共同偏視がみられるようである。通常の偏視の場合、偏視側を上にして側臥位を取る(脳圧迫を少なくするため)。

参考:国際救命救急協会資料

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