スポーツ傷害

【スポーツ傷害】脱臼と亜脱臼の定義について

2018年9月20日

本日、指導中(トレーニング中では無く、練習・スパーリング中)に亜脱臼が出たので、その備忘録。

脱臼と亜脱臼

脱臼とは、「外力により関節が正常位置から逸脱した状態のこと」です。

一方、亜脱臼は、

  1. 外力により関節が正常位置から一旦逸脱するが、元の状態に戻ること
  2. 部分脱臼

と定義することができます。

通常、捻挫や挫傷を併発します。今回は1と2の2つが重なった状態でした。

ボクシングとアメフト

初めての部分脱臼(前方と思われる)だったので、入るかどうかわからなかったが、内転・内旋位で運よくすぐに整復しました。

軽量級のボクサーで筋量が少なく、筋委縮が無かったのが幸いしたのでしょうか?

以前、アメフト選手の前方脱臼で、再発だったにもかかわらず、筋量が多くて中々整復できなかった事例を見たことがあります。整形外科で色々試しましたが、整復できず、結局、麻酔を打ち筋弛緩させて整復したとのこと。2時間かかったと記憶しています。激痛だったらしい。。。

その他

痛みもさほどなく、重傷ではないと思われます。念のため、初回であるため、整形外科での診断を推奨しました。応急処置は三角巾固定とRICE。明日一番で整形外科に行ってくれるとのこと。

柔道整復学(理論編)によると、1週間の冷湿布。その後、温熱・手技療法、手指・肘関節の自動運動からCodman等肩関節自動運動とあり、全治2か月とのこと(脱臼の場合)。

参考:
・トレーナーズバイブル@アーンハイム
・柔道整復学(理論編)

-スポーツ傷害

© 2024 S&Cコーチ長澤誠浩オフィシャルブログ~Go the Distance! Powered by AFFINGER5